27.算木積みの石垣

算木積石垣 (広島城の壊した石垣)
算木積石垣 (広島城の壊した石垣)

西国街道沿いの凉木に残っている歴史ある「算木済みの石垣」石の積み方も時代とともに進歩:広島城の石垣は、大小不揃いのごろごろした石が積まれているのは毛利時代(1591~)に、同じような大きさの石がきれいに整列しているのは福島時代に作られた石垣といわれています。福島時代以降(1619~)には、石垣の角部分に長四角形の石の長辺と短辺を交互に積み上げる「算木積(さんぎづみ)」が開発。これにより、荷重に強く急傾斜な石垣が可能となり、石垣の形状を見るだけでも、時代や技術の進歩が読み取れる。「わがまち探訪:広島城さんぽより転載」この石垣は広島城ほど丁寧ではないが、やや荒い「算木積み」石垣で立派である。下記右側の石垣は、福山城の重文の伏宮櫓を支える高さ9mの石垣は南側の表面が平らに加工されている。他の石のように凸凹がない。白の正面でもありより見栄えを重視したのだろう.福山城の中で最も美しい。福山市立大八幡浩二教授授談。石垣の隅には強度を高めるため,長石を長短交互に積み上げてる『算木積み』という工法が用いられた。「記憶に刻む礎」中国新聞2022.1.19.中国新聞より。

 

大阪城の立派な石垣
大阪城の立派な石垣
広島城の石垣 福島時代に壊した石垣
広島城の石垣 福島時代に壊した石垣
安芸郡上瀬野町の算木積み
安芸郡上瀬野町の算木積み
福山城南側の算木積み
福山城南側の算木積み