24.凉木一里塚跡・27丁の石碑・水準点石碑

上瀬野町凉木    集落

『芸藩通志』に

 「瀬野大山十五町の坂なり、(1町≂60間109m)里侯一座、凉木にあり」  と記されている。

一里山に〈備後尾道より十四里、広島札場より五里五十丁〉

現在の上瀬野町312~363番地あたりか。一里塚の横に「二十七町」とだけ書かれた石標がある。一里=36丁=3.927km二十七町=2.945㎞である。

瀬野駅付近に「落合の一里塚」があり約4㎞西、東には東広島市八本松町飯田に「長尾の一里塚」あり約5㎞。一里塚の5mぐらい東に小さな27町の石碑あり、これは一里塚移設の時安芸郡と賀茂郡の郡境までの距離を刻んだものなのか。「大山峠までの距離を刻んだものなのか。

旧山陽道の道端のホウノ木の繁っている所と言われるところに凉木の一里塚があった。

昔の旅人は、長い旅路を「今一里、今一里」と一里塚を目標に歩いたもので、夏は旅人を木陰で休ませ,人夫や馬を借りた時には、駄賃の目標にされたという。

「上瀬野村史話」脇田秀人

 

(③水準点)

 

①一里塚碑
①一里塚碑
②二十七町の碑
②二十七町の碑
②二十七町の碑 
②二十七町の碑