16.宮島伝説の残る弥仙谷の自然

弥仙谷は600m級の山々が並ぶ大山峠の近くに位置し「弥山には宮島伝説の世能大山はその名に等しき大山なり。その嶺を「弥山という」空海上人大山の石洞に座して空海上人護摩を修し,たまいし所を「法師が嶽」という。手相国清盛公当国の太守たりし時、厳島造営したもう折節,臣に命じて大山の幽谷に籠鶯を放ち給う。それより鶯の名所となる由にて「清盛谷」という。一説には,其の臣、景清が黄鳥を放つという由にて「景清谷」という。略して「清谷」という。それみな大山に属する山にして、世能の名所なりのこれり{八世以山龍善寺「累代録」}と言われる瀬野の名所で、地元の人しか知らない由緒ある所で、弥仙谷川の河床はすべて岩で、昭和23年頃にこの岩を切り切石にして、道路、鉄道の石垣としてあちこちでたくさんの石を出し石垣にしたりで使用している。自然は春夏秋冬それぞれ美しく、春には新緑、つつじの花、藤の花、南斜面に映えるコブシ夏には、安芸区一と言われる大滝、弥仙谷パンフルートコンサートの実施、秋には紅葉の赤、オレンジ、黄色の美しい紅葉、根回り3mはある巨木の玉水木の深紅の赤い実、冬には凍結した滝など四季折々我々を楽しませてくれる。近くにはタタラ谷等があり大昔にたたら製鉄でもやったのか、安芸バイパス路線には鉱滓の滓が沢山安芸バイパス路線上に転がっていたが、今は道路になった。




弥仙谷いろいろ

タタラ谷頂上付近
タタラ谷頂上付近
鉱滓(こうさい)A
鉱滓(こうさい)A
タタラ谷頂上付近
タタラ谷頂上付近
鉱滓(こうさい)A
鉱滓(こうさい)A
タタラ谷「安芸バイパス施工現場
タタラ谷「安芸バイパス施工現場
鉱滓(こうさい)B
鉱滓(こうさい)B
鐵滓(のろ)「こうさい」
鐵滓(のろ)「こうさい」
鉱滓(こうさい)B
鉱滓(こうさい)B

タタラ谷の状況「炭焼き場」
タタラ谷の状況「炭焼き場」
頂上付近の洞窟
頂上付近の洞窟
頂上付近の千本椿の林
頂上付近の千本椿の林
タタラ谷の滝
タタラ谷の滝
頂上付近の洞窟
頂上付近の洞窟
弥仙谷の冬瀧
弥仙谷の冬瀧